メモリーの種類
■構造の違いによるメモリーの種類
メモリー増設で注意することは、物理メモリーには実にたくさんの種類があるということです。
マザーボードに適していない物理メモリーを購入しても取り付けることができませんし、
取り付けが可能だからといって、最適であるとは限りません。
またノート用とデスクトップ用もあり、その点についても注意が必要です。
・SDRAM
エスディーラムと呼びます。
シンクロナス・ダイレクト・ランダム・アクセス・メモリー・モジュールという、
とても長い名前の頭文字をとったもので、Pentium3時代の前後のパソコンに
多く見られた物理メモリーです。
近頃ではさすがに新品での搭載例は皆無に等しいですが、WindowsXP初期の
主流だったため、量は少ないものの、現在でも市場に出回っています。
PC133、PC100二つの規格が主流であり、互いに互換性があるものの、
混在させると低い方の速度でしか動作しないので注意が必要です。
現在主流のDDRメモリとはソケットが異なります。
・DDR SDRAM
ダブル・データ・レーテッド・の頭文字をとったもので、
単に「ディーディーアール」と呼ぶのがノーマルです。
現在の主流の物理メモリーで、SDRAMのチャンネル数を2倍(ダブル)にしたもの。
当然、スピードも倍になっています。
クロック数(FSB:基本動作周波数=動作速度)の違いにより種類が分かれますが、
混在は可能です。ただしSDRAMと同様、遅い方のクロックでの動作になりますし、
そもそもデュアルチャンネルを生かすのであれば、全く同じ規格、容量、
(出来れば同じチップ)のメモリを使わなくてはいけません。
違うメモリータイプの混在は、メモリー増設の選択肢として考慮しないほうが無難です。
・DDR2 SDRAM
ダブル・データ・レーテッド・ツーSDRAM、
呼ぶときは「ディーディーアールツー」でけっこうです。
2004年登場のDDR SDRAMより高性能な、新生代パソコン用の物理メモリーですが、
DDR2に対応していないマザーボードに取り付けできないため、
今ひとつの普及率に甘んじています。
これは、インテルが主導している新しいパソコンデザイン規格、
BTXの普及そのもの遅れが原因ですが、
Windowsビスタの登場を期に、一気に今後の主流となる可能性があります。
・DRD RAM
ダイレクト・ラムバス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリー・モジュールが
正式名ですが、単に「ラムバス」あるいは「リム」と呼んだ方がピンと来ます。
Pentium4用としてラムバス社がインテルに「開発させられた」、
とても高価で希少で不運なメモリーです。
数年前に次世代メモリーとして華々しくデビューしましたが、
生産の遅れや、ラムバス社が起こした知的所有権の紛争、
インテルのつまずきなどの理由などで、DDRに完全に市場を奪われてしまいました。
現在では主にサーバー用など、きわめて限定された特殊なマザーボード用に
細々と流通しているだけなので、間違って購入することもあり得ないでしょう。
■ソケット形状の違いよるメモリーの種類
メモリーモジュールとは一般的にソケットの形状のことをいいます。
ノートパソコンではSO-DIMM(エスオー・ディム) 、
デスクトップ用はDIMM(ディム)が主流です。
168ピンのDIMMはSDRAM 、184ピンのDIMM はDDR SDRAM、
184 ピンのRIMM(リム) はRDRAM をそれぞれメモリチップとして使用しています。